青色青光
生徒諸君がそれぞれ持っている個性を伸ばしましょう。
阿弥陀経
池の中に蓮華あり、大きさ車輪の如し
青き色には青き光あり
黄なる色には黄なる光あり
赤き色には赤き光あり
白き光には白き色ありて、微妙香潔なり
極楽浄土の花は、一色ではなく、いろいろな色があります。それぞれが唯一無二の美しい存在です。
人もまた、人それぞれです。全ての人は、つながり合って、共に生きています。
教育とは「人間改造」ではありません。各自が持っている個性を伸ばすことです。
それぞれの生徒がそれぞれの個性を、精一杯伸ばしてくれることを願っています。
高野山高等学校を理解する
7つのキーワード。
- 弘法大師が京都に開設した庶民の学校「綜藝種智院」の伝統を引き継いでいます。
- 明治19年に創設され、134年の歴史と伝統があります。開創1,200年という高野山の霊域にあります。世界文化遺産に指定され、参拝客の6~7割が外国人です。ミシュラン・グリーン・ガイドで3ッ星を獲得しました。
- 標高900メートルの静寂な環境にあります。
- 普通科 特進コース、普通科 自己探求コース、普通科 スポーツコース、普通科 吹奏楽コース、宗教科、マイウェイコース(通信制)と多彩なコースが設定されていて、多様なニーズに対応し、多彩な才能の開花を可能にしています。各コースは、乗り換えが可能です。 *2年後には国際バカロレアコースを開講します。*中国人生徒を受け入れ、居ながらにして異文化交流ができます。
- 寄宿舎を設けており、「高野ファミリー」と名付けたい、アットホームな雰囲気があります。昼食は、通学生も一緒に食べています。今年度寄宿舎を建て替えます。
- 「山椒は小粒でもピリリと辛い」と言います。全校120名の小規模校ですが、それを逆手にとり、一人ひとりを尊重した少数精鋭主義をめざしています。
- 一人ひとりが個性的な花を咲かせ、それが全体的に調和するという阿弥陀経の世界を実現しています。
どうですか、あなたも高野山高等学校へ続く、扉をノックしてみませんか。
学校紹介
個性的な授業
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全校朝礼
全校朝礼では、全員で般若心経を唱えます。高野山高校ならではの朝礼です。
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個性的な授業
持ち込み禁止が多いスマートフォンをあえて使い、英単語アプリを使って楽しく授業。音声も聞くことができて個人のペースで学習できます。
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情報
情報の授業では、一人1台のパソコンを使用します。
施設紹介
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講堂
築80年の伝統を受け継いだ高野山高校の講堂。もちろん、出入りするときは一礼を欠かしません。
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宗教教室
宗教科の授業で使用される高野山高校ならではの専用教室。僧侶への道は、ここから始まります。
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体育館
とっても広~い体育館です。体育の授業や、ハンドボール部で使用されています。すぐとなりにはトレーニングスペースが!
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トレーニングスペース
体育館に隣接するトレーニングスペース。体育系クラブの生徒は、ここで筋トレ三昧できますよ。
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L.L教室
プロジェクターを使ったプレゼンテーションや映画鑑賞、様々な講演などで使用します。
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食堂
定番のメニューのカレーや、ハヤシライスは食べたいだけ食べられて大人気! 寄宿舎生は、朝・昼・夜の3 食ここでいただきます。食事の時間はいつも賑わっています。
クラブ活動
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野球部(スポーツ)
甲子園出場経験がある伝統の野球部は、専用の広いグラウンドで、毎日遅くまで練習にはげんでいます。金属バットのかん高い音をひびかせて、再び甲子園を目指しています!
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女子ハンドボール部(スポーツ)
スポーツコース初の女子クラブ、ハンドボール部。監督・コーチも女性なので、厳しいながらも楽しい時間をすごしています。インターハイに向けて練習に励んでいます。
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空手部
空手道場からは気合の入った声が聞こえます。ここ数年は、ワールドカップや全日本大会等でも活躍中。少数精鋭ですがなかなか強いんですよ。
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サッカー部
専用のサッカーグラウンドで日々汗を流しています。スタートラインに立ったばかりだが、いつかきっと全国へ羽ばたくぞ!
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吹奏楽部
経験豊富な指導者による専門的な指導を受けられる吹奏楽部。綺麗になった音楽室で集中して練習に取り組むことができます。出来立ての部活動で一緒に吹奏楽を頑張ります。
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インターアクトクラブ
留学生との交流や海外研修を通して、海外の方々と交流し国際感覚を身につけます。募金活動や清掃奉仕など、さまざまなボランティア活動を行い奉仕の精神を養います。
まだまだあるぞ!高野山高校の部活・同好会
- 軽音楽・ダンス部
- 家庭同好会
- 書道同好会
- マンガ・イラスト同好会
- 文芸部
- 弁論部
- 宗教行道部
沿革
明治19年 | 古義真言宗尋常中学林として興山寺跡(現金剛峯寺別・奥殿)に古義大学林に併置して創立。三ヵ年課程を以て初歩の自他宗学を教授する。 |
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明治28年 | 学科及び学年の編制を改め、自他宗学の外に普通学科を加える。 |
明治41年 | 私立古義真言宗聯合高野中学林と称す。第4学年を置く。 |
明治42年 | 第5学年を置き、5年制確立さる。 |
大正5 年 | 私立真言宗高野山中学と改称、大学から分離独立する。 |
大正8 年 | 在家(檀信徒)の子弟の入学を許可する。 |
大正14年 | 谷上の校舎竣成す。興山寺跡にあった旧校舎から移転する。 |
大正15年 | 高野山中学と改称する。 |
昭和11年 | 講堂竣成 |
昭和12年 | 創立50周年記念祭挙行。校門、武道場建設さる。 |
昭和23年 | 学制改革により、高野山高等学校と改称する。修業年限3年、男女共学となる。 |
昭和26年 | 創立記念日を期して、現在の校章を制定する。高野山中学の伝統をいかし、三宝鳥の羽に「中」とあったものを三宝鳥に「高」とする。 |
昭和30年 | 体育館竣成、三笠宮殿下の御台臨を得て開館式を挙行する。 |
昭和31年 | 創立70周年記念式典挙行。恩師の碑、和泉猪之吉先生胸像建立さる。 |
昭和41年 | 第38回全国高等学校選抜野球大会に出場。 |
昭和43年 | 寄宿舎竣成 |
昭和44年 | 柔道場竣成 |
昭和57年 | 韓国東国大学校師範大学附属高等学校と姉妹結縁。 |
昭和59年 | 韓国東国大学校師範大学附属中学校と姉妹結縁。 |
昭和61年 | 新体育館竣工 |
昭和61年 | 創立100周年記念式典挙行 |
昭和63年 | 第70回全国高校野球選手権記念大会に出場。 |
平成2年 | 第二体育館竣工 |
平成6年 | 全日制課程宗教科(男女共学)新設 |
平成8年 | 多目的グラウンド落成 |
平成11年 | 全日制課程普通科に海外留学コース新設 |
平成13年 | 全日制課程宗教科(男女共学)が文部科学省より認可される。 |
平成14年 | 全日制課程普通科に総合コース(総合学力・国際福祉)、スポーツWコースを設ける。 |
平成18年 | 創立120周年記念式典挙行 |
平成21年 | 京都大学文系特別進学コースを京都大学特進コースに改称 |
平成23年 | 全日制課程普通科をAL進学、自己探求、スポーツの3コースに編成。普通科AL進学の呼称を特別進学に変更 |
平成27年 | 高野山開創1200年法会に出仕 |
平成27年 | 広域通信制課程「マイ・ウェイコース」新設 |
平成29年 | 食堂リニューアル |
令和2年 | 吹奏楽コース開設 |
令和3年 | 寄宿舎建て替え(予定) 中国人留学生受け入れ(予定) |